手汗の臭い対策 – キーワードは”清潔”

ただでさえ、日常生活に影響をあたえる手汗なのに、その上さらに匂いまでとなると、本当に憂鬱な気分になるものです。他人の目だけでなく、汗の臭いも加われば他人の鼻も気になります。どう評価されてるのかまで、気になってしまいますね。深刻な手汗は、健全な生活を損なう症状です。汗による不快と、臭いによる不快と、二重に悩む方も多いはずです。

手汗の臭いの原因、その対策にはどのような方法があるのか見てみましょう。

1.手汗が臭う原因 : 雑菌の繁殖

汗を出す器官は「汗腺」と呼ばれています。この汗腺には二つの種類があります。

汗腺の種類

  • アポクリン汗腺:ワキの下に集中しています。タンパク質が多く、ワキガの原因になります。
  • エクリン汗腺:ほぼ全身に分布しています。アポクリン汗腺からでる汗よりも成分は薄く、手にある汗腺も、このエクリン汗腺です。無臭です

本来は手から出る汗はエクリン汗なので、臭うことはありません。さらさらとしていて、無色、無臭です。しかし手汗によって大量の汗をだし、蒸れたままにしておいたり、汚れたままにしておくと、手のひらに常在している細菌が、突発的に大増殖します。

細菌は汗の成分をエサにしてどんどん増え続けます。手が蒸れていると、汗の蒸発と一緒に臭いを発生するようになります。

これが、手汗の臭いの原因となります。

 

2.手を濡れたままにしない

対策としては、まず汗をかいたらハンカチなどでこまめに拭くことが大切です。仕事中や会議中、通勤電車のなかだったりすると、そうはいってもすぐには対処できないこともありますね。

困ってしまう前に、事前の対処を考えてみてください。たとえばパウダー状の制汗剤なら、一時間程度の制汗効果が期待できます。

規則的にお手洗いなどに立ち、手を洗う習慣をつけるのもよいでしょう。

あまり強い洗浄剤は手荒れの原因になってしまいますので、ハンドソープは少量で、水やお湯でよく洗い落してください。手洗いをよくしたら、少量のパウダーで手のひらをさらっとした状態に回復させましょう。

 

3.毎日のお手入れ : 制汗剤

日頃のお手入れも、臭い対策に効果を発揮します。その場で慌ててしまうと、その焦る気持ちがさらなる発汗に繋がってしまうものです。そうならないためにも、またリラックス効果を得るためにも、自分にあった制汗剤を見つけておきましょう。

塗るタイプの制汗剤は、一般に効果が長持ちします。できれば無臭であったり、無添加である製品を選んでください。食べ物に触れることもある手なので、防腐剤(パラベン)や香料がはいっていないタイプをお勧めします。

制汗剤を使用する前には手洗いを行い、手を清潔にしてください。こまめな手洗いと制汗剤でのお手入れ。ちょっとした工夫で一息をいれ、リフレッシュしましょう。実際に体を動かすことで、手汗によるストレスも緩和されます。

 

4.もっと効果が欲しいならボトックス注入も

色々な制汗剤を試し、それでもやっぱり気になる手汗と、その臭い……そんな方なら、一度は何らかの治療や、薬を利用して様子をみてみるのもよいかもしれません。

ボトックス注射とは?

たとえばボトックス注射は、手のひらの数か所に注射するだけの、手軽な手汗治療としてよく知られています。

ボトックスは人体に害のないボツリヌス菌の毒素ですが、交感神経を遮断する働きがあります。この働きによって、手のひらにある交感神経が過剰に反応するのを防ぎます。

しかし、ボトックス注射は病院によっては医療保険が利かないケースもあります。美容外科でも、保険適用かそうでないかは、自分でよく確認してください。

また、効果は一般に三カ月から半年です。効果が切れたらまた注射を受ける必要があります。多くの人がボトックスによって手汗、またはワキの下の多汗症を一時的に止めることに成功しています。

匂いの元になる汗を、とにかく一時的でも止めてしまう。ボトックス注射は高額になりがちですが、手汗からくる二重のストレスを緩和する手段としては有効です。