手汗を治療するには何科を受診すればよいのか?

夏になると汗をかくのは自然な生理現象です。

しかし、特定の部位にだけ大量の汗をかいてしまって、夏のたびにイヤな思いをする人も多いのではないでしょうか。

季節に関係なく手汗をかく、ワキの下に汗をかくといった症状があれば、多汗症が疑われます。多汗症は、よく聞く言葉かもしれませんが、いざ病院で診てもらうとすると、いったい何科に行くのかと迷う人も。

生活にも影響がでてしまう多汗症。一度、病院で受診してみましょう。手汗なら、何科で診てもらうのがよいのでしょうか。

 

まずは皮膚科を受診しましょう

原因がよく分かっていない手汗。病院に行くといっても何科がいいのか迷うところです。まずは、皮膚科で受診しましょう。皮膚科で多汗症の相談をすると、それが先天性(遺伝など)のものなのか、後天性のものなのか、問診などを通じて判断してもらう事ができます。

ここで、手汗の原因が特定の病気であると疑われたり、何らかの薬の副作用であることが疑われたりすると、内科に行くように薦められます。

生まれつきの体質が手汗の主な原因であったり、緊張のし過ぎが原因であると分かれば、制汗剤や薬の服用といった治療を受けることになります。

とにかく自分の手汗がどんなタイプなのか知るためにも、皮膚科での受診を行ってみてください。

 

手術で根治を考えるなら整形外科へ

手の多汗症(手掌多汗症)であることがはっきりとしたら、手術で根治することも可能です。その場合は、整形外科で受診し手術を受けることにあります。

胸腔鏡下胸部交感神経遮断手術(ETS手術)

ワキの下の皮膚を数ミリ切り、胸腔と呼ばれる胸のあたりに電子メスなどを入れてます。

胸腔にある交感神経の一部を切除して、汗を出す機能の一部を取り出す手術です。

ETS手術は保険が適用されます。ただし「代償性発汗」といわれる副作用が、多くのケースで起こります。手汗は治ったけれど、他の部位の汗が多く出るようになってしまった、というケースが多いようです。

他にも、口が乾く、ひどく手が乾燥するようになった、というケースもあります。

手術で手汗を治すことは可能ですが、その副作用についてはよく医師と相談し、検討を行う必要があります。

 

美容整形外科 保険適用にならないことも

多くの美容整形外科では、手汗などの多汗症の手術、または治療を行っています。

ボトックスの注入

一時的に効果があるボトックス(ボツリヌス菌の毒素)の注入は、注射のみの手軽な治療法です。ボトックスを注入することで汗腺の働きが抑制され、過剰な汗の分泌を抑えます。

しかし効果は一時的です。個人差がありますが、三カ月から半年ほどの効果持続が一般的です。また、医療保険が利かないケースもありますのでよく確認を行ってから治療を受けてください。

イオントフォレーシス療法

日本の病院ではまだ珍しい療法ですが、美容外科などでは取り入れているところもあります。

手汗のケースだと、手を水に浸します。その水に弱い電流を流すことで手汗を軽減させることができます。週に一回、三カ月程度は通う必要があったりと、気長な治療法です。

効果を維持するためには何度も通う必要がありますが、副作用がないというメリットもあります。

投薬などで手汗の改善が見られないケースでは、保険適用がされます。治療を受ける美容整外科では、保険が適用されるかどうか、かならず確認しておきましょう。

 

まとめ

手汗に悩み、人とのコミュニケーションに支障をきたし、行動にも影響がでているようなら病院で受診しましょう。

まずは皮膚科で、手汗の原因を知るために問診を受けます。手汗の原因について医師の診断を受けましょう。

重度の手汗に深刻に悩んでいる場合は、整形外科で手術を受けることも考えられます。手術には副作用もあることをよく考え、医師と十分な相談をしてください。

もう少し手軽な解決法なら、美容整形外科などで一時的な効果を求めてボトックス注入などを検討してみてもよいでしょう。