すそわきがの臭いの特徴とは?どんなニオイ?

“すそわきが”かもしれない ―― と思っても、実際にそれがどんなニオイなのかが判りにくいですね。自分では臭いに馴れてしまうし、人と比べるわけにも行きません。すそわきがの臭いの特徴をまとめました。

1. “すそわきが” と ”ワキガ” は同じ種類

“わきの下のワキガ” と “すそわきが” の原因は同じです。陰部(女性器や男性器)のワキガが “すそわきが” というわけです。(➡ ワキガの原因は?

暑い時に全身から出る汗は “エクリン腺” という汗腺から出ます。汗にはもうひとつ “アポクリン腺” という汗腺から出る汗があり、これがワキガ臭の原因です。これは、腋や耳、陰部、へそ、乳首の周り、肛門周辺などに少しあります。

エクリン線は体温調節のための汗ですが、アポクリン腺は臭いのための汗なのです。もともとは、臭いによって仲間を識別したり、異性を引きつけるためのフェロモンの働きだったのです。今の私達にはその必要はなくなったのですが、人類の祖先にとっては大切な働きだったのですね。

 

2. “すそわきが”ってどんなニオイ?

臭い(ニオイ)は人によって、また温度や湿度によっても感じ方がいろいろです。しかも、すそわきがはワキガ臭だけでなく、おりものの臭いも混ざることが多いのでさらに複雑です。どのような臭いの感じ方が多いのでしょう。ワキガ臭とすそわきがの臭いの感じを挙げてみます。

ワキガのニオイの例え

  • 玉ねぎや、ねぎのようなツンとした臭い
  • 鉛筆の芯のような臭い
  • 香辛料のクミンのような臭い
  • 酢のような臭い
  • 生乾きの雑巾のような臭い

すそわきがのニオイの例え

  • 酢のような、酸っぱい臭い
  • 鉛筆の芯のような臭い
  • 玉ねぎのような臭い
  • ねぎの腐ったような臭い
  • チーズの腐ったような臭い
  • 納豆のような臭い
  • 魚のような生臭い臭い

臭いの表現は難しくて、人によって感じ方もいろいろですが、すそわきがになると少し複雑になりますね。気になる場合は、下着の臭いで確かめてみましょう。

 

3.すそわきがの臭いと”おりもの”の臭い

すそわきがはワキガ臭と同じ原因ですから、臭いは共通するところが多いです。しかし、ワキガ臭の原因となるのは、アポクリン汗と皮脂腺の汗がほとんどで、他の要因はありません。

すそわきがは、それに加えて、おりもの・残尿・陰部の皮膚垢など、臭いの元になるものがいろいろあります。「おりもの」にも臭いがあるため、おりものの臭いとすそわきがの臭いは区別が難しいのですが、一般におりものの臭いがどうなのかということも知っておくといいでしょう。

”おりもの”の臭い

おりものも臭いがするので、”おりものの臭い”と”すそわきがの臭い”はなかなか自分では区別しにくい場合があります。

一般的に、おりものの臭いは、酸っぱい感じで少し生臭いニオイと表現されることが多いようです。この程度ならば普通の状態なので、全く気にすることはありません。ただ、おりものはホルモンバランスや体調によっても臭いが強くなることが多いです。強い酸っぱいニオイ、魚の腐ったようなニオイになることも多いようです。

”おりもの”の臭いが強くなる時

“おりもの”も”すそわきが”も常在菌が脂肪やタンパク質などの成分を分解して臭いを発生させます。

常在菌は、善玉菌と悪玉菌が絶妙なバランスを取り合って弱酸性に保っています。これがバリアーの役目をして、外からの細菌感染を防いだり、内部の自浄作用を発揮しています。抗生物質を飲んだり、強い刺激の石けんをつかったりして、善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れると、自浄作用が働かなくなります。その結果、雑菌が活発になって臭いが強くなります。

また疲労や精神的ストレスによっても、常在菌のバランスが崩れます。体調が悪いと、臭いが強くなることが多いのです。これは、すそわきがも同じです。

”すそわきがの臭い”と”おりものの臭い”が混ざるとどうなるの?

すそわきがは、ワキガ臭とおりものの臭いが混ざっていることが多くなっています。魚の腐ったような生臭いニオイとか、チーズの腐ったような臭い、玉ねぎの腐ったようなツンとした臭いなどと感じられるようです。

すそわきがの原因は、アポクリン汗や皮脂腺から出る皮脂ですが、アポクリン腺や皮脂腺もホルモン周期やストレスなどに影響を受けます。おりものも同じように影響を受けるので、両方の臭いが強い状況が重なることは多いといえます。

 

“すそわきが”や陰部の臭い対策は、清潔に保つことが第一歩です。むやみに殺菌剤や強い石けんを使わず、低刺激のもので常在菌のバランスを壊さずに、やさしく対策しましょう。疲労やストレスを避けることも臭い対策には大切です。