子供の手汗への対処法と改善対策

子供と手をつなで公園をお散歩。ふと、子供の手が濡れていることに気づく。ハンカチで拭いてあげて、その場は特に何とも思わなかったけれど……

子供は大人に比べると体温も高いし、よく遊んで汗をかいただけだろうと、最初はそう思っていても、何度も同じことに気づき、ある時、はっとすることもありますね。

あれ? うちの子、手汗かな。

手の汗は、お友達同士で手をつなぐことの多い子供にとっては、思わぬ劣等感につながるケースもあり得ます。子供の心が手汗によって塞いでしまうことのないよう、よく気を配ってあげましょう。

 

1.制汗剤を利用するなら副作用の少ないものを

まず手軽な対処として最初に試してみるのは、薬局でも手に入りやすい制汗剤。

子供の肌は大人と違い、まだまだ弱く、デリケートです。強い薬が入っていると肌が荒れてしまうこともあるので、無添加、自然素材の制汗剤を試してみてください。

また、できれば無臭タイプを選んだほうがよいでしょう。子供が匂いにつられて手を舐めたりしないよう、工夫が必要です。

子供にお勧めの制汗剤のタイプ

  • 塗るタイプの制汗剤が、効果が長持ちしやすい
  • 防腐剤(パラベン)が入っていると製品だと、手荒れやかゆみを起こすケースがある
  • ベビーパウダーを少量用いるなど、子供の親しみやすい製品を試してみる

気になる場面で、まずはさりげない感じで制汗剤を利用してみましょう。「手が濡れちゃったね」と声をかけて、ハンカチなどで拭いてあげて、手肌に優しい制汗剤を試してみてください。

 

2.皮膚科を受診してみましょう

子供の手汗がかなり気になっているようでしたら、やはり一度は病院で診てもらってください。皮膚科で、問診などを行うよって、その手汗が「どのような原因なのか」が判断してもらいましょう。

手汗は医学用語では手掌多汗症と呼ばれています。

強いストレスや緊張が引き金となって体の一部から大量の汗が出る症状です。これは、遺伝的、または体質的な原因であることが多いようです。

子供の手汗の症状や体質に合う、治療に適した処方箋をもらえます。

 

3.親の気配りも大切 – コンプレックスにならないように

保育園や幼稚園などでは子供同士で手をつなぐ場面は多いものです。まだまだ小さい子供なので、とくに悪気もなく「誰だれちゃんの手が濡れてる」など、手汗の子供のことを指摘してしまうケースも多いのではないでしょうか。

そんな子供同士のやりとりを通して、手汗のコンプレックスが進行しないよう、子供のメンタル面を応援してあげましょう。

「そんなの気にしなくていいよ」という言い方は、子供には通用しません。気にしているのは親ではなく、子供本人であることを意識してあげてください。子供のメンタルが手汗の症状によってひどく落ちこまないよう、できる限りの対処をとってあげる事が大切です。

 

4.子供の生活習慣を見直す – 自律神経の修正

手汗(手掌多汗症)は、自律神経のバランスが乱れることからくる症状と言われています。はっきりしたことは分かっていませんが、活動中に活発に働く”交感神経”が過剰なタイプに、手汗の症状を訴える人が多くなっています。

自律神経はリラックスしている時に働く「副交感神経」と、活動時に働く「交感神経」の切り替えを行う神経系です。この自律神経ですが、夜更かし、運動不足、栄養の偏りなどでバランスを崩すことが分かっています。

あなたの子供は夜更かしをしていませんか?

本来は、休息時間である夜間はリラックスの「副交感神経」のモードになりますが、生活の不規則でいつまでも夜更かしをしていると、正常にリラックスモードに入れなくなります。こういった生活習慣が手汗の進行の原因となります。

また、シャワーで簡単にお風呂を済ませるのではなく、体をしっかりと温める入浴もリラックスモードへの導入になります。

好きなお菓子、ジャンクフードばかり食べていませんか?

ビタミン類や、カルシウム、鉄分といった栄養素は、自律神経の正常な活動に必要です。

子供の生活を見直してみてください。どこかでバランスが狂っていると感じたら、親も子供と一緒になって生活習慣を改善してみましょう。