ワキガ改善に食生活が大切なワケ

ワキガを少しでも改善したいと思う方は食事も気になるでしょう。ワキガには、「肉類は良くない、食生活が大切」とされているのはご存じですね。ではなぜ?ワキガには、肉がダメでビタミンCは良いのでしょう?ワキガの改善に食事・食生活が大切な理由をまとめました。

1.ワキガ改善には食生活が大切です

まず、下記はよく言われるワキガの場合の食事・食生活の注意点です。

  • 動物性脂肪、動物性タンパク質を多く含む肉類の食事はワキガ臭を強める
  • 脂肪の多い食事はワキガによくない
  • 酒・タバコ・刺激の強い香辛料などを多くとる食生活はワキガの臭いを強める
  • ビタミンC/Eなどの抗酸化作用のある野菜の多い食事はワキガ予防になる

では、なぜワキガ改善にこれらの食事・食生活の改善が大切なのでしょうか?

 

2.動物性タンパク質がワキガの原因になる?

食生活の中で、肉や魚・卵や乳製品といった動物性タンパク質を摂り過ぎると、消化・吸収など内臓の負担が増え機能が低下します。

その結果、酵素の働きが悪くなったり、不純物・老廃物が増えて分泌物の臭いの元になります。ワキガ成分の発生源である皮脂腺やアポクリン腺は、老廃物排出代謝に関っているので、老廃物が多くなると排出代謝機能が刺激され、その結果、皮脂腺やアポクリン腺からの分泌が多くなりワキガの原因を増やします

脂肪の多い食事を取ると体内の脂肪酸が多くなり、皮脂腺やアポクリン腺の脂質が増えワキガ臭を強めます。食生活はワキガ体質に大きな影響を与えているのがわかりますね。

 

3. 脂肪酸をワキガの臭いの成分に変化させる「活性酸素」とは?

食品の脂肪は分解されて脂肪酸となりますが、活性酸素の働きがあると過酸化脂質というワキガの臭い成分に変化します。

私達が生きて行く中では酸素が必要不可欠です。

ところが、体内に入った酸素のごく一部は、スーパーオキシドアニオンなどの不安定で反応性の高い物質になってしまいます。これが「活性酸素」です。活性酸素は免疫に関っており、病原菌などが侵入すると、破壊して身体を守る役割もします。免疫に関っているのが自律神経です。病原菌だけでなく、強いストレスなど、交感神経の過剰な緊張によって顆粒球が増加します。

問題は、増えすぎると病原菌でなくても体内の常在細菌と反応してしまうのです。顆粒球は細菌を飲み込んで自爆しますが、その時に活性酸素を出します。それが、周辺の正常な細胞を酸化させます。周辺に脂肪酸があると酸化させワキガの臭いを強める原因となります。

顆粒球は、新陳代謝が活発な上皮や腺細胞の粘膜に集りやすいのです。増えると、常在菌と反応して炎症を起こし、例えば、皮膚のアクネ菌と反応するとニキビになります。活性酸素の作用を抑えるのが、抗酸化物質(ビタミンCなど)です。活性酸素が細胞膜と反応するより先に、身代わりになって結合してくれるのです。

ワキガ改善のために抗酸化作用のある緑黄色野菜の多い食事が良いと言われるのはこのためです。

活性酸素は私達の体を守る役割がありますが、一方で、体内の脂肪酸を酸化させてワキガ臭の原因にもなってしまうのです。これを防ぐためには抗酸化物質と言われる緑黄色野菜を摂取すると、活性酸素の作用を抑えられるためワキガ臭を抑えられるというわけですね!

 

4.ワキガ改善には食生活が大切な理由のまとめ

ワキガ対策には食生活の改善が大切であることがわかって頂けたかと思います。それでは食生活が大切な理由をまとめましょう。

  • 動物性タンパク質を多く含む食事はワキガに良くない
    窒素化合物を増やし、臭気の元を増やします。また内臓の負担を増やし、消化・吸収・排出の機能を低下させ、老廃物を滞留させます。また、老廃物の増加は、皮脂腺やアポクリン腺の排出代謝機能を刺激し、ワキガの臭い成分が多くなります。


  • 動物性脂肪を多く含む食事はワキガ臭を強める
    動物性脂肪は、飽和脂肪酸なので性ホルモンの原料となるコレステロールが多く含まれます。そのため性ホルモンの分泌が活発になりアポクリン腺や皮脂腺が刺激され、ワキガの原因を増やします。また脂肪は分解されて、ワキガ臭の元成分の脂肪酸を増やします。


  • 酒・タバコ・刺激の強い香辛料を多くとる食生活はワキガに良くない
    交感神経を刺激して、顆粒球が増えることにより、活性酸素が発生しやすくなり、ワキガ臭の原因を増やします。また、発汗を促し、ワキガを悪化させます。


  • ビタミン豊富な食事はワキガ予防に良い
    ビタミンCやベータカロチンなどの抗酸化物質をとることにより、活性酸素の作用を抑えます。それが、ワキガの原因となる脂肪酸の酸化を抑えます。

 

5.ワキガを改善する効果のある食品を積極的に取り入れましょう

  • 抗酸化作用のある、ビタミンC・E,ベータカロチン、ポリフェノールなどを含む食品
    緑黄色野菜(人参・モロヘイヤ・ほうれん草・小松菜・大根菜・ピーマンなど)、緑茶、大豆製品など。緑茶は抗菌作用もあり、ワキガ予防効果があります。


  • 食物繊維の多い食品は、排便を促し、老廃物の排出に効果
    こんにゃく、玄米、きのこなど


  • めかぶなどのネバネバ成分に含まれるフコイダンは、ワキガ成分の元になる中性脂肪やコレステロールを減らします
    めかぶ、もずく、昆布など。また、抗酸化作用もあり、ワキガ予防に効果的です


  • クエン酸はエネルギー代謝に必要な成分です。クエン酸が充分にあると、乳酸をあまり発生させずに代謝ができます。乳酸は分解するとワキガ臭気成分のアンモニアを生じるので、クエン酸を摂取することで臭気成分を軽減することができます
    グレープフルーツなどの柑橘類、いちご、梅干、酢など。

食事・食生活で大切なことは、偏らずにバランスよく摂取することです。良い食品でも、摂り過ぎると害になります。
私達の身体は、60兆個もの細胞で出来ており、それらが精妙にバランスを取り合って常に一定の状態に保っています。これを恒常性と言います。食事でもサプリでも、特定のものを多量に摂取すると必ず他に影響を及ぼし恒常性を乱します
食生活はもとより、カラダ全体を良い状態に保つことがワキガ改善のために大切です。